財務・事業DDにより調達資金区分(長期短期)を整理、リファイナンスのための計画策定支援
成長支援コンサルティングプロジェクト概要
- 地元の老舗企業のグループ会社として、大手キャリアの専売代理店を長年運営し、オーナー評価も高かったことから、店舗数が増加。
- 一方で、iPhoneを中心に、仕入単価が上昇するとともに、販売台数も年々増加した為、iPhone商戦及び春商戦における運転資金負担が増大。
- また、新規出店費用や仕入拡大に伴う保証金負担に加え、グループの財務リストラクチャリングの一環で、親会社から不動産を取得したことに伴い、長期借入金も増加。
クライアント概要
業種 | 携帯電話販売 |
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売上高 | 10億円 |
地域 | 中国地方 |
クライアントが直面していた経営上の問題
- 業種柄、収益構造が複雑であったことから、メインバンクからも収益力を疑問視され、増加運転資金の調達に苦慮。
- また、前述の通り、長期借入金の増加に伴い、借入金の返済額も増加。
- その為、多数の金融機関から様々な条件で資金調達を行ったことにより、常に資金繰りが逼迫し、経営者が金融機関対応に追われ、本業に専念できない状況に陥っていた。
課題解決に向けた取り組み
- 事業デューデリジェンスにより、ビジネスモデルや収益構造を分析し、収益性を確認することにより、メインバンクを中心とする金融機関との信頼関係を醸成。
- 売上増加を見込んだ事業計画を作成することで、今後の必要運転資金を試算。
プロジェクトゴール
- メインバンクがシンジゲートローン(コミットメントライン)を組成し、増加運転資金の安定的な調達を可能にするとともに、短期借入金を一本化することで資金管理を効率化。
- 長期借入金の返済額をフリーキャッシュフローに見合った水準に調整する為、一部の長期借入金の返済期間を長期化。