設備投資のための資金調達の支援
成長支援コンサルティングプロジェクト概要
- 過去、DDS及びシニア借入金の返済条件緩和による金融支援を要請。その後、近年の業績は安定。
- 金融支援が継続している状況下ではあるものの、設備の老朽化に伴う設備更新投資が必要となり、新規の資金調達が必要となった。
- よって、新規の設備投資計画を織り込んだ中期経営計画を作成し、設備資金を新規調達するとともに、返済計画について金融機関の再度の合意形成を試みることとなった。
クライアント概要
業種 | 化学メーカー |
---|---|
売上高 | 10億円 |
地域 | 中国地方 |
クライアントが直面していた経営上の問題
- 金融支援の継続下においては、新規の信用供与を得られにくい環境。資金調達を実現するためには、金融機関に対して蓋然性の高い数値計画と返済計画を示し、設備投資の必要性と投資内容について目線を合わせる必要があったこと。
- 設備投資額が高額となる見込みであったことから、将来資金繰りに不安を抱えていたこと。
課題解決に向けた取り組み
- 関連会社も含めた実態純資産の算定、主要金融機関との目線合わせの実施
- 財務モデリング実施により適正な設備投資額を検証。
- 中期経営計画の策定、資金調達・返済計画に対する金融機関との合意形成を支援
プロジェクトゴール
- プロジェクト開始時の当初設備投資計画案は、財務モデリング実施の結果、当社にとっては過大投資と判断。結果、投資時期を1年遅らせ、設備投資計画の再考をはかることとなった。
- 1年後、見直し後の設備投資計画をもって中期経営計画を作成、資金調達・返済計画に対する金融機関の合意形成に成功。
- 尚、リスク低減の観点から、設備投資は段階的に実施することとし、各投資タイミングに合わせた段階的な資金調達計画を作成。