次世代への事業承継のためのロードマップ作成支援
事業承継コンサルティングプロジェクト概要
- 自動車関連の部品メーカーとして高い加工技術を武器に業容を拡大。
- 取引先からの要請もあり、中国や東南アジアに子会社を次々と設立し、海外進出を本格化。
- また、M&Aにも積極的に取り組み、国内外の同業や隣接業種を買収したことにより、グループ会社数及び連結売上に加え、借入金も急増。
- 斯様な状況下において、年齢的な理由により、創業社長が引退を決意。
クライアント概要
業種 | 部品製造 |
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売上高 | 50億円 |
地域 | 中国地方及び海外 |
クライアントが直面していた経営上の問題
- 創業社長は引退を決意したが、ご子息が若かった為、後継者選定が急務。
- また、後継者を親族外から選定するにあたり、資本と経営の分離が避けられず、新たなガバナンス構築が必要となった。
- 加えて、海外子会社やM&Aで買収した会社の一部が慢性的な赤字状態から脱せず、それら赤字子会社に対する資金支援が重荷になりつつあった。
課題解決に向けた取り組み
- 創業社長からの要請で、後継者の選定プロセスに関与。
- 資本と経営の分離を前提としたガバナンス体制を創業社長及び後継社長と議論し、新たなルールを構築。
- このえ税理士法人とともに、創業社長一族及び会社の税負担が最小となるタックスプランを検討。
- 赤字子会社の詳細な状況を把握する為に、事業デューデリジェンスを行うとともに、グループの将来数値(PL,BS,CF)シミュレーションを実施。
プロジェクトゴール
- しがらみのない経営者を後継社長として、外部(大手企業)より招聘。
- 新たなガバナンスのルールについて、弁護士と共同で定款変更という形で明文化。
- タックスプランの試算に基づき、事業承継計画を策定し、相続に関する税務リスク及び税務負担を最小化。
- 赤字子会社の撤退及び売却方針を決め、グループキャッシュフローの改善に寄与。